当会の活動の記録と、一連の出来事の経緯

「北大祭におけるミスコンに反対する会」の活動の記録と抗議の経緯を、ごく簡単にまとめました。 

 

・2016年1月末

メンバーのひとりがミスコン出場者募集のビラを構内で発見し、ミスコンが開催されるということが仲間の間で知られるようになった。

(画像:ミスコン出場者募集ビラ)

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・3月上旬

「北大祭におけるミスコンに反対する会」発足。

 

・4月下旬

勉強会を実施。

 

・5月7日 

ミスコン主催側である楡陵祭事務局にたいし、イベント中止を求める公開質問状を送付した。中止要求と質問の内容は以下の通りである。

 

当会は、ミスコンに反対し、開催の中止を求める団体です。ミスコンは、女性の外貌や「内面的な魅力」が常に品評の視線に晒されているという社会の在りかたを賛美するもの・象徴するものです。当会のメンバーは、日常の女性蔑視を厳しく批判することのごく当然の一部 として、ミスコン開催に強く反対し、中止を求めています。

1.楡陵祭2016年準備委員会が掲出した出場者募集チラシにおいて「待望のミスコン」とありますが、ミスコンは、誰がどういった理由で待ち望んでいるとお考えですか。

2.楡陵祭2016年準備委員会として、ミスコン開催決定理由(すなわちミスコン開催の必要性や正当性)について説明してください。

 

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・5月14日 楡陵祭事務局から、前掲の公開質問状への回答が届く。

回答内容は以下の通りである。

 

1.昨年度の北大祭における来場者に対するアンケートやSNS上にて、北海道大学大学祭(以 下、北大祭)でミスコンテストを実施してほしいという意見が多数ありました。 

2.上記の通り実施希望の意見をふまえ、今年度開催することになりました。また、新たな企 画を実施することで、北大祭のさらなる発展に寄与すると考えました。 

 

また事務局は、上記の回答と併せ、次のようなコメントもしている。

「今年度は企画立案の時点で、ジェンダーに対する配慮等が欠けていたのは事実です。

不快な思いをさせてしまったこと、深くお詫び申し上げます。」

「しかし企画運営の準備の都合上、申し訳ありませんが今年度は中止することはできません。いただいたご意見は来年度以降の参考にさせていただきます。」

 

 当会は、このような事務局側の対応について、次のようなビラを作成し、批判をした。

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・6月4日(開催当日)18:30ごろ、楡陵祭2016実行委員長および副委員長に直接会い、あらためてイベント中止を求めるとともに、「ジェンダーに対する配慮等が欠けていた」という答えの内実について、再び質問した。しかし結果としては、かれらがミスコンの持つ差別性をあまりにも軽視しているということが再確認されたのみであった。

その様子にかんするツイートはこちら↓

https://twitter.com/missconwwww/status/739109366750552065

https://twitter.com/missconwwww/status/739110507714514944

https://twitter.com/missconwwww/status/739111459137802240

 

・6月4日(開催当日)20:00ごろ 

ミスコンに対する抗議と、イベントの進行を妨害することを目的とし、ミスコンのステージへの突入を試みた。主催側は我々を排除するさいに、物理的身体的暴力を行使した。

(参考)

ツイートまとめ:楡陵祭事務局による暴行事件(1) - 北大祭におけるミスコンに反対する会 公式ブログ

ツイートまとめ:楡陵祭事務局による暴行事件(2) - 北大祭におけるミスコンに反対する会 公式ブログ