私たちがミスコン反対の現場でしたこと(聞き取りまとめ)

 

ミスコンの抗議のためにステージ突入を試みた時の、メンバーの動きについて、詳細な聞き取りを行ったので、それについて報告する。なお、表記については

ミスコンに反対する会のメンバーは、「メンバー」

楡陵祭実行委員は、「スタッフ」

で統一している。

 

・A(男性):
 他のメンバーと同時にステージ脇からステージに向かい、スタッフの制止に衝突せずにステージ上にのぼることができた。司会をしているスタッフの前で踊っていたが、数秒後にスタッフによって排除された。その際は特に抵抗せず、ステージの端まで後ろ向きに連れて行かれたが、最後はステージ上から落とされ(突き飛ばされ)、背中から地面に落ちた。
→目立った外傷などは無し

 

・B(女性):
 ステージ横から、プラカードを持ってステージに向かって進んだが、もみくちゃ状態に巻き込まれ、いつの間にかプラカードを奪われ、気付いたら倒れていた。その際、そばに置いてあった金属製の脚立に足をぶつけて負傷。
 その後、立ち上がって後ろに引いて「ミスコン反対」などとコールしていたところ、横から男(スタッフのジャンバーを着ていない)が走ってきて、両手で肩をつかまれ、地面に投げ倒された。
 また、ミスコン終了後、帰り際に会場近くを一人で歩いていたところを、「てめえ何してんだ!」とスタッフから威圧的な発言を受けた。

 

・C(女性):
 トラメガとプラカードを持ってステージ突入を試みるが、5,6人ほどの男が正面から突っ込んできて、阻止された。その際、腕や体をいろいろな角度から引っ張られるなど、もみくちゃ状態に。それでも「暴力反対」「ミスコン反対」と叫んでいたところに、口の中に何かを突っ込まれたため、それを噛んでしまった。(あとで、手を噛まれたという運営スタッフがいるという情報を知ったが、それは自分が噛んだものと思う)
 さまざまな方向に引っ張られたが、後ろに倒す力が強く、また脚で脚をすくって倒すような、技のようなものをかけられた。金属製の脚立が近く後方にあるのが目に入り、「これに頭からぶつかったらやばい」と思ったため、手当りしだいに周りのものをつかんでいた(結局地面には倒された)。どこかのタイミングでトラメガを奪われ、後ろに退散。あとでトラメガを取りに行ったら、それをスタッフに取り上げられ、「もう叫ばないのなら返す」と言われ、取り返す。その間も腕をつかまれ引き倒されそうになり、退却。
 その後、スタッフの何人かに暴力について抗議を続けた。
→指の負傷(捻挫?)。全身筋肉痛。

 

・D(男性):
 ステージ突入を試みたが、スタッフに道をふさがれてステージには上がれなかった。スタッフから「こちらのほうが数が多いですよ」と言われ、口頭で文句を言っていた。他のメンバーが撤収したので、自分も撤収。
 その後、観客席の後方に回り、事前に用意していたビラを丸めて、観客席に向かって投げていたところ、スタッフの一人が近づいてきて、なんの警告も注意もなく両手で首を絞められた。そのまま抵抗せずにいたところ、取り囲んでいた他のスタッフが「ケガをさせたらまずい」と言いながら止めに入り、解放された。止めに入ったスタッフが、「ちょっとこっちに来て」と言ったので、ステージ横に移動して話をしたが、特に謝罪は無かった。
 →頸部擦過傷、頸部挫傷(全治一週間)

この出来事の詳細については、以下の記事を参照のこと

 

antimissconhu.hatenablog.com

 

・E(男性):
 他のメンバーと一緒にステージ突入を試みたが、もみくちゃ状態でかなわず、「ミスコン反対」「暴力反対」と主張しながら、ステージ正面からのぼろうと試みるも、スタッフから引きずりおろされ、手が動かせない状態で体(肩あたり)から地面にたたき落とされ、頭を強く地面にぶつける(a) また、ステージ横に居たスタッフに首に手をかけられ、地面に引き倒され、ヘッドロックで首を絞められる。しばらく首を絞める勢いを緩めないので、「こちらを落とす(気絶させる)つもりなのか」と思ったところで、解除され、退避することが出来た(b)
  ((a),(b)については順序不明)
 ヘッドロックをしてきたスタッフとにらみ合いながら退却した後、そのスタッフが「こいつに暴力を受けた!」と主張し、言い合いになる。ヘッドロックしたスタッフに名前を聞くも、名乗らずにいなくなる。その後は、ステージ横にいたスタッフに口頭で、暴力的な警備体制およびミスコンの強行について抗議を続けた。
 →指からの出血、背中や頭の痛み
  脳外科救急:CTなどでは異常なし(ただし、整形外科や内科などは未受診)

 

・F(女性):
 ステージ横から他のメンバーと一緒にステージに向かって進んでいったが、スタッフによって腕や肩、腰などを掴まれて止められた。そのまま後ろに引っ張られたり押されたり、もみくちゃ状態に。押された時に前に倒れ、金属製の脚立などに両足のすね、ひざ、足首などをぶつけた。もう一度前に行こうと試みたが、知らない男に肩と背中を触られ、「落ち着いて」と言われて後ろに下がった。
 呼び止めた男はスタッフジャンパーを着ていなかったので、「誰だ」と思い、かけられていた手を振り払ってから、一旦現場を離れて、「ミスコン反対」と数回叫んだ(a)。衝突の際に落ちた黄色いメガホンをステージ横に取りに戻った(b)。拾おうとしたところで、スタッフに取り上げられたため、「返せ」と抗議した。その後、他のメンバーの様子を後ろから眺めてブラブラしていた(衝突で落ちた帽子を回収しに行ったり、スタッフと話したり)
 ((a),(b)については順序不明)
→整形外科受診:全治一週間の打撲

 

・G(女性):

 他のメンバーに続いてステージに向かおうとしたところ、目の前にスタッフが集まってきて、先に突入しようとした人達が取り押さえられ始めた。メンバーを取り押さえている男性スタッフをメンバーから引き離そうと試みたが、もみくちゃの状態の中で、数人がバランスを崩して倒れかかってきて、自分も肩から倒れた(その際に、倒れたメンバーCの上に男性スタッフが倒れかかったのを目撃した)。

その後、立ち上がって少し後ろに下がり、黙って立っていたところ、「君、何してるんだ!」と男性スタッフから左腕を掴まれ、また別の男性スタッフから右腕もつかまれた。左腕を掴んでるスタッフを睨んでから、身体をひねって振りほどいた。

 その後、少し離れた地点でメンバーCが奪い返したメガホンを受け取り、「ミスコン反対」と三回ほどコールをした(が、その時にはメガホンは壊れて使えなかった)。

 その後、スタッフとメンバーの話し合いの様子を、携帯電話で撮影したところ、後ろから「何で撮ってるんですか!」と声をかけられ、スタッフに携帯ごと取り上げられる。「なんで撮っちゃいけないんですか」と抗議したが、あまり返答はなかったので、自力で相手の手から取り返し、撮影を続けたところ、他のスタッフが「肖像権の侵害ですよ」と反論。「公開するわけではないので」と伝えたところ、スタッフは「それならいいですよ」と返事。

 首を締められたメンバーDの件について、待機しているスタッフに「誰がやったかわかりますか」と聞きに行ったが、「ちょっとわからないです」といった対応でわからずに終わる。

→受診はしていないが、腕を抑えられてふりほどいたときに痛めたのか、右肩と右腕が筋肉痛